サンダルが不良姿勢を引き起こすメカニズム
サンダルが不良姿勢につながる主な原因は、以下の3つです。
- 1. 足指が使えなくなる原因: 多くのサンダルは、かかとを固定するストラップがないため、脱げないように無意識に足指を縮めて歩く「浮き指」の状態になりがちです。 身体への影響: 足の指が地面をしっかり掴めないため、足裏のアーチが崩れやすくなります。足裏のバランスが崩れると、体の土台が不安定になり、膝や腰でバランスを取ろうとするため、膝痛や腰痛につながります。
- 2. 足裏の不安定さ 原因: サンダルの多くは、クッション性や土踏まずのアーチサポートが不十分です。 身体への影響: 歩行時の衝撃を十分に吸収できず、足底筋膜に過度な負担がかかります。また、不安定な地面や段差で足首がぐらつきやすくなり、捻挫のリスクも高まります。足首の不安定さは、膝や股関節、骨盤の歪みへと連鎖し、姿勢全体に悪影響を及ぼします。
- 3. 歩き方の変化 原因: サンダルが脱げないように、足を引きずって歩く「すり足」や、大股で歩くことができずに歩幅が小さくなることがあります。 身体への影響: 歩幅が小さくなると、足指をうまく使って地面を蹴り出すことができず、猫背や反り腰といった姿勢の崩れにつながります。
サンダルによる不良姿勢が引き起こす症状 サンダルによる不良姿勢は、以下のような様々な症状を引き起こす可能性があります。
足: 外反母趾、内反小趾、浮き指、足底筋膜炎、アキレス腱炎 膝: 膝の痛み、変形性膝関節症
腰: 腰痛、骨盤の歪み、反り腰 全身: 猫背、肩こり、首の痛み、疲労感 対策と予防 サンダルを履くこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、「履きっぱなしにしないこと」と「正しいケアをすること」です。
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