実は、暖房の入れ方や設定温度一つで、私たちの身体の調子は大きく変わってきます。今回は、冬を快適に、そして健康的に過ごすための暖房設定のポイントを、整骨院の視点からお伝えします!
環境省が推奨する暖房時の室温は、20℃と言われています。「え、20℃ってちょっと寒くない?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これには大切な理由があるんです。
快適さと健康のバランス: 室内を過度に暖めすぎると、外気温との差が大きくなり、身体への負担が増加します。
乾燥対策: 暖房は空気を乾燥させます。室温が高すぎると、さらに乾燥が進み、肌荒れ、喉の痛み、風邪を引きやすくなる原因に。
「冷えのぼせ」: 足元は冷えているのに、顔は火照る状態。自律神経の乱れに繋がりやすく、だるさや頭痛の原因になることも。
肩こり・腰痛の悪化: 暖房の風が直接当たると筋肉が緊張しやすくなります。また、乾燥で筋肉が硬くなることも、こりや痛みを悪化させる原因に。
自律神経の乱れ: 室内外の温度差が激しいと、自律神経が過剰に働き、疲労感、不眠、イライラといった症状を引き起こすことがあります。
次に紹介する工夫を試してみましょう。
加湿器の活用、暖房を使う際は、必ず加湿器を併用しましょう。理想的な湿度は50~60%です。乾燥を防ぎ、喉や肌の健康を守り、ウイルスの活動も抑制できます。
温かい服装で調整を 厚着をするのではなく、重ね着で調整できるようにしましょう。特に首、手首、足首の「三首」を温めると、全身が効率よく温まります。ひざ掛けや靴下もおすすめです。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まります。足元が冷えると全身が冷えやすくなりますので、足元ヒーターや厚手のスリッパを活用しましょう。
当院では、身体の専門家が一人ひとりの身体の状態を丁寧に診させていただき、根本原因にアプローチする施術で、あなたの不調を改善へと導きます。